メディアでは、新鮮な朝獲れの魚の話を取り上げていますが、環境の変化により、漁獲高は減少傾向です。
その原因は色々ありますが、魚の産卵場所や拠り所である『藻場』の減少は江ノ島周りでも起きています。
水産多面的機能発揮対策の活動項目として、この藻場の減少を防ぐ為にEFPでは、カジメ藻場とワカメ藻場を増やす活動を行っています。
藻場を増やす為に、色々な事をしています。
①種苗の生産
ワカメのメカブを作る。 カジメの胞子を抽出する。
②母藻の設置・種苗投入
ワカメのメカブの付いたロープを海底に設置
カジメの胞子の付いたネットや石を海底に設置
③食害生物の除去
ウニや海藻を食べてしまう魚の駆除
中々思う通りには進みませんが、頑張って藻場を増やしています。
2018年藻場保全活動開始致しました。今年から、なんと!
新江ノ島水族館の方々が藻場保全活動に加わりました!
5月19日 20日まずは、モニタリングからスタートです。
藻場保全活動は2つの項目『母藻の設置』『種苗投入』を実地しています。
母藻の設置では、カジメの繁殖を行い、種苗投入ではワカメの繁殖を行っています。
基本的には、11月位の水温から活動は本格的に始まりますが、
まずは、現状の確認モニタリングです!
モニタリング方法
予め、いくつかのポイントを設定してあります。
そこに、1m四方のパイプで作成してある枠を置きます。
その中に、カジメなどの海藻がどれぐらい増えたり、減ったりしているかを調べます。これを海藻の被度と
言います。昨年の活動で入れた、カジメ石やスポアバックから、カジメやワカメの胞子が沢山出て
増えているか楽しみですね~特に2月のモニタリングでは、良い兆しが見えていたのでワクワクです!
しかし・・・・・・大きな時化が続いたためか、モニタリング結果は良くありませんでした( ;∀;)
2月にテスト的に移植してみたカジメもほとんど無くなっていて、確認できたのは1本だけでした。
2月にはあんなにきれいに幼体がついていたカジメ石も転がっちゃったのかなぁ・・・幼体は見られません。
ワカメの胞子は夏の間、肉眼では見えないので、今回はカジメが主体ですが、全体的にカジメは減ってしまったいましたね・・・
残念ですが、今年はまだスタートしたばかり!頑張ってすこしでも藻場を増やしましょう!