2016年から、環境保全活動の水産多面的機能発揮対策として「藻場保全」と「海底清掃」をおこなっています。
江の島海底は磯焼けが進み大型海藻は危機的状況です。
幸いなことに新江ノ島水族館の協力でカジメの幼体育成もスタート致しました。厳しい状況ではありますが私達にできる事を少しづづ積みかさね、江の島の海を守りたいと思い活動しています。
海藻が集まっている場所、魚の産卵場所や拠り所です。
現在日本中でこの「藻場」が減少しています。山火事の後の様に何もなくなってしまった海底を「磯焼け」と称しています。
江の島の海底も磯焼けが進み、特に大型海藻の減少 は著しく、EFP藻場保全活動として、ワカメ・カジメ・アラメの大型海藻の再生に取り組んでいます。海藻の保護 設備を入れたり、新江ノ島水族館との協力体制でカジメ培養にチャレンジしています。
メディアでは、新鮮な朝獲れの魚の話を取り上げていますが、環境の変化により、漁獲高は減少傾向です。その原因は色々ありますが、魚の産卵場所や拠り所である「藻場」の減少は江ノ島周りでも起きています。
水産多面的機能発揮対策の活動項目として、この藻場の減少を防ぐ為にEFPでは、カジメ藻場とワカメ藻場を増やす活動を行っています。藻場を増やす為に、色々な事をしています。
文字通り、海底のごみを、ひたすら拾う活動です。江の島の海にゴミが無くなるまで、拾い続けます!マンパワーが必要な活動です。年間300~500 ㎏の ゴミを回収しています。
釣りで出てしまった仕掛けや鉛、漁業者が仕掛けて切れてしまった刺し網、なぜかゴルフボール。ゴミの種類は様々です。最近はマイクロプラスチックが注目され、 ショッピングモールなどでゴミの展示などの啓蒙活動なども行っ ています。
プラスチック類も放置しておけば、細かくなりマイクロプラスチックとなり、回収はできなくなります。川から流れてくるゴミ、海岸に捨てられたゴミ、これらも江の島の沖側の磯に集まってきます。
この段階で回収できれば、マイクロプラスチックとはならずに済みます。7年間の活動で建物の一部の様な大型ゴミは減りました。
しかし釣り具は増えました。釣りは禁止なんて極論は言いません。EFPも釣り教室でロストもあります。なるべくロストしない様に、そして海底ごみの回収時にはご協力をお願いいたします。